4.LEAPアプローチ

4-2.評価・分析において有用なデータツール

LEAPアプローチでは、生物多様性の観点から重要な地域の把握、自然関連課題(依存、インパクト、リスク、機会)の把握・定量化がポイントのひとつです。このためのツールとして、TNFDではWebで238の分析、評価、監視するツールを掲載しています。この中には、株式会社バイオームのBiome Viewer、株式会社シンク・ネイチャーのJ-BMP、TN GAIN(アドレス不明)、TN IMPACT(アドレス不明)、TN LEAD(アドレス不明)が掲載されています(2026年3月10日現在)

自然関連財務情報開示の普及を図るために、環境省が2023年9月から開始した「自然関連財務情報開示のためのワークショップ」で推奨し、使用方法を解説しているツールと概要は以下のとおりで、多くの企業が利用しています。

IBAT (Integrated Biodiversity Assessment Tool)

IUCNレッドリスト、保護地域、生物多様性上重要地域などを含む地理空間データベースにアクセスが可能なツール

・ ENCORE  (Exploring Natural Capital Opportunities, Risks and Exposure)

金融機関が投融資先企業の自然資本に与える機会やリスクの評価に使うツールであるが、企業が自社の操業地や取引先の原材料調達地について評価するのにも同様に使用可能なツール

・ SBTN’s Materiality Screening Tool

企業の行動・セクターにおける直接操業およびサプライチェーン上流の操業内容に関連する潜在的でマテリアルな環境影響がスクリーニング可能なツール

・ WWF Biodiversity Risk Filter

世界の地域ごと、サプライチェーン段階ごとの生物多様性リスクを特定し、生物多様性に対する企業の行動に優先順位を付けるための企業およびポートフォリオレベルのスクリーニングが可能なツール

・ WWF Water Risk Filter

世界の地域ごと、サプライチェーン段階ごとの水リスクを特定し、水に対する企業の行動に優先順位を付けるための企業およびポートフォリオレベルのスクリーニングが可能なツール

・ Aqueduct -Water Risk Atlas

世界の地域ごとの水リスクを、物理(量・質)・規制・評判の各リスクの観点から評価が可能なツール

・ Global Forest Watch

世界の森林破壊を監視するためのデータをオンラインのマップ上で閲覧が可能なツール

ここでは、Global Forest Watchを除くツールを使用して、日本国内の印刷工場を対象にして分析した結果を紹介します。

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