カーボン・オフセット指針及びオフセットガイドラインが改訂

「我が国におけるカーボン・オフセットのあり方について(指針)」は2008年に策定され、オフセットの規範等を提示しています。「カーボン・オフセットガイドライン」は2015年に策定され、事業者がオフセットに取り組む上での実務や手続きを中心に説明しています。

2023年度に、オフセットに馴染みがない中小企業の担当者や個人などにも理解を促すことを目的として検討会で議論され、改訂版がそれぞれ第4版、Ver.3.0として公開されました。

指針では、カーボン・オフセットの定義、類型などが改訂され、ガイドラインではクレジットを使用したことができる代表的な制度追記(温対法および省エネ法の報告、CDPやRE100、SBT)が行われています。

カーボン・オフセットについては、次のように定義しています。

「市民、企業、NPO/NGO、自治体、政府等の社会の構成員が、自らの温室効果ガスの排出量を認識し、主体的にこれを削減する努力を行うとともに、削減が困難な部分の排出量について、カーボン・クレジット等により、その排出量の全部又は一部を埋め合わせること、すなわち『知って、減らして、オフセット』の取組」

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